nano.RIPE
こだまことだま
作詞:きみコ
作曲:きみコ
このあたりイチバン
見晴らしの
良いあの
木に
登って
あの
子が
笑う
無邪気に
笑う
夢を
見る
空を
泳いだ
魚の
向こうじっと
目を
凝らせば
町の
隅っこ
色褪せてゆく
日々がある
ゆびきりしたままでサヨナラしても
果たされる
日を
待ってこの
木に
宿るよ
何回も
繰り
返す そのたび
涙する
止まって
動き
出す そのすべてを
確かめるように
ほら やまびこが
聴こえるよ
おはよう
元気? もしもし あのね バイバイ おやすみなさい
町が
眠った
静寂にそっと
目を
覚ます
夜と
朝の
隙のヒミツがヒトツ
箱から
飛び
出してコトバに
宿るよ
何回も
繰り
返す そうして
息をする
戻って
歩き
出す
宝物を
閉じ
込める
場所を
探して
この
木にまだ
宿るよ コトバにただ
宿すよ
忘れ
物をしよう
揃わないように
片っぽ
預けるよ また
会えたなら
果たそう
終ってしまうこと
変わってしまうこと
だから
育ってしまうこと そのすべてを
抱きしめるように
ほら やまびこが
聴こえるよ
このあたりイチバン
見晴らしの
良いあの
木に
登って
あの
子と
笑う
無邪気に
笑う
夢を
見た
nano.RIPE
なないろびより
作詞:きみコ
作曲:きみコ
魚になって
空は
海 飛んでるように
泳いでる
あの
山をヒトツ
越えたら
見えてくる
真っ
直ぐに
伸びたあぜ
道にだれかの
小っちゃな
忘れ
物
片っぽになったクツが
示すは
晴れ
ゆるやかに
続いてく
日々は
答えなどない
季節が
水を
染めて
七色に
光るよ
息継ぎしたら
消えた
絶え
間なく
降り
注いでる
笑い
声が
遠くで
歌うように
響いてる
逆さになって
海の
底 深く
潜って
目を
凝らす
ふたつ
並んだ
足跡は
続いている
時計は
乾いた
音を
止め
世界は
今にも
消えそうだ
片っぽになったクツを
拾いにゆこう
夜が
来て
朝が
来て
繰り
返して
息づく
宝物を
集めてさ
歌うように
泳ごう
季節が
水を
染めて
七色に
光るよ
息継ぎしたら
消えた
晴れたら
手を
繋いでさ
雨なら
潜ってさ
染まる
町を
眺めよう
絶え
間なく
降り
注いでる
笑い
声が
遠くで
歌うように
響いてる
歌うように
続いてく
作詞:さユり
作曲:さユり
今宵も
頭上では
綺麗な
満月がキラキラ
幸せそうに
世界を
照らしている
当の
私は
出来損ないでどうしようも
無くて
夜明け
夢見ては
地べた
這いずり
回ってる
それでも
誰かに
見つけて
欲しくて
夜空見上げて
叫んでいる
逃げ
出したいなぁ
逃げ
出せない
明るい
未来は
見えない ねぇ
それでも あなたに
見つけて
欲しくて
蝶のように
舞い
上がるの
欠けた
翼で
飛んだ
醜い
星の
子ミカヅキ
今宵も
頭上では
綺麗な
満月がゆらゆら
誰かの
腕に
抱かれて
眠っている
当の
私は ひとりの
夜に
押し
潰されては
誰にも
見えない
夜闇這いずり
回ってる
それでも
誰にも
負けたくなくて
宇宙の
隅で
藻掻いている
追いつきたいや、
追い
越したい ああ
夢に
見たような
世界 ねぇ
それでも
誰かと
比べてばっか
周りを
見ては
立ち
止まって
欠けたものを
探した そんな
自分を
変えたい
それでも あなたとおんなじ
景色が また
見たいから
泣き
出したくても
投げ
出したくても
諦めたりはできない
それでも あなたに
見つかるように
サナギは
強く
手を
伸ばすの
欠けたもの
抱きしめて
願いを
放つよミカヅキ
それでも
誰かに
見つけて
欲しくて
夜空見上げて
叫んでいる
泣き
出したいけど
泣き
出さない
もう
後戻りなどできない ねぇ
それでも あなたに
見つけて
欲しくて
蝶のように
舞い
上がるの
欠けた
翼で
飛ぶよ
醜い
星の
子ミカヅキ
光を
放ったミカヅキ
今宵も
頭上では
綺麗な
満月がキラキラ
次は
君の
番だと
笑っている